2013年10月28日月曜日

LifeTouchNOTEその後、、、

SDカードが抜けない状態で一旦は入院を考えたLifeTouchNOTEだが、iPadと同様に外部ストレージを持たない機種というふうに思ってしまえば使えないこともないだろうと検討する。
とりあえず、USBケーブルでつなげばSDカードの中身をマウントできるわけだし、細々としたデータはクラウド経由でもいいだろう。
そう割り切ることとした。
とは言っても、クラウドはあまり好きでない。
家のデスクトップのデータと職場のデスクトップの内容を同期するにはなかなか便利だが、これをモバイルでも常にやるのは不便でしかない。
そもそも自分のデータにアクセスするのにいちいちデータ通信するなんて、モバイルでやるべきでない。
スマホのDropboxは全てのデータをオフラインで扱えずに、一部のファイルだけあらかじめ選択しておいてそれだけ同期ということになる。
なぜ、モバイル環境で、あらかじめ必要になるデータがわかるのだろうか。
調べたいことは、あらかじめわからないことの方が多いのだ。
結局、ネット経由でじわじわと待たされてようやく表示する頃には、もう、自分のちょっとした隙間時間はなくなって、次のことを行っている。
瞬時に出てこないデータなら、なくてもいいのだ。
紙にやりたいことをメモしておいて、デスクトップの前で作業した方が速い。

LifeTouchNOTEではESファイルエクスプローラーが動く。
これはなかなか偉いファイラーで、SDカードのファイル、ローカルLANのファイル、クラウドのファイルをそれぞれページを分けて管理できる仕組みになっている。
これをうまく使えば、かなりいい感じになる気がした。
特に、ローカルLAN経由で、自分のデスクトップの共有ファイルにアクセスする。
動画であってもサクサク表示されるのは驚いた。(今までやらなかった、、、)
この共有ファイルをDropboxやUbuntuOneに設定しておくと、自宅や職場ではすいすいと作業ができる。そして、作業した内容はクラウドにアップされて同期もされる。
必要に応じて、フォルダごとSDカードに丸ごとコピーしておいても、さして時間はかからないので、これをモバイル環境で作業して、その結果をフォルダごと共有フォルダに返してやる。
SDカードにコピーしきれなかったデータは仕方がない、クラウドでカバーするとしよう。
この方法ならかなり快適に作業できる。
廃棄処分になりかけたLifeTouchNOTEだが、怪我の功名で使いやすくなってきたようだ。

2013年10月22日火曜日

テキストかワープロか

モバイル環境はテキストファイルさえ扱えれば良い。
自分はなるべくそうありたいと思っているが、ところがどっこいそうではない。

モバイル環境ではレイアウトなど関係なく、原稿を打ったり素材を集めたりしておいて、デスクトップパソコンでレイアウトを整えたり印刷すればよい。
自分はなるべくそうありたいと思っているが、実際にはなかなかそうはいかない。

まず、何の資料もなしにゼロから文章をつくることはあまりない。
だいたいの場合は他の人の作った文書や去年のデータを参考にして書き換えることが多い。
また、誰かの作成した枠にそって、提出するものをつくらなければならない。
自分の作成した文書は原稿だけでなくて、体裁の整った文書にして印刷して、ミスを確かめたり、他の仕事の仲間と共有したり、回覧したりしなければならない。
特に、印刷されて回覧されるとそれが貴重な最新データになる。
手元のテキストファイルをいくらいじくりまわしても、それは最新ではないので危険だ。
書類が戻ってきたところで、レイアウトを整えたまま変更をかけなければならない。
そうしてできた体裁の整った文書を、またテキストファイルに変換してモバイルすると、レイアウトも崩れるし、次第にどちらが最新のデータかわからなくなる。
だから、いやでもワープロソフトを使用する必要が出てくる。
みんな、体裁を整えることなんかやめて、テキストで仕事をすればいいじゃないかと思うが、人にわかりやすく、直感的に理解してもらうためには、体裁が整っていたり、図や表や写真があることも必要になる。
だから、PDAはきちんとワープロを動かせることが最優先の課題ではないかと思う。
しかし、通常のPDAは動画編集や3Dのゲームまでできるようになった癖に、10年以上前に動いていた程度の機能のワープロを未だに動かすことができていない。
私はよく、DSのソフトでワープロがでないものかと考える。
電子辞書サイズで、それなりに打ちやすいキーボードがついた、昔の書院並みの機能のついたワープロが動いてくれれば(NetWalkerが近い、、、つくづくキーボードが残念)いいのにと思う。
AndroidのソフトでAoo(アンドロオープンオフィス)が出ている。
手持ちのスマホにインストールしてみたところ、デスクトップで使用しているソフトと遜色ないオフィススイートで、その機能に驚いた。しかし残念なことに、スマホの画面では小さすぎて実用レベルでない。
LifeTouchNOTEだと少し快適になるかと思ったが、OSのバージョンが低くてインストールできず、これまた残念。
Nexusくらいだと快適に動くのか調べたいところだが、Nexusはキーボードを持たないため、候補にならない。オプションで外付けキーボードがあるので、それを使うのも一つの方法かもしれないが、合体ロボは、合体している最中に敵に攻撃される。
キーボードの使用頻度はかなり高いので、モバイル環境でいちいち合体はないだろう。
キーボードがいらないならケータイですんでいるはずだ。

テキストとワープロ。
特に、ワープロを快適にモバイルできる環境は、簡単そうでかなわない夢のまた夢なのだろうか。

2013年10月19日土曜日

iOSか?Androidか?

タイトルにしたけれど、自分的にはOSはAndroidの圧勝である。

理由は3つ。
キーボードで入力する場合、iOSはキーボードを内蔵したデバイスがない。
(Appleでしか販売していないので選択肢がないのが災いしている。
 ユーザーにとっては様々な選択ができるほうがいい。)

もう一つは日本語入力環境。
iOSのATOKは、全てのソフトで共通に使えないという不思議なソフト。
AndroidはGoogle日本語入力もあるし、ATOKもある。

最後はファイル操作。
Androidはファイル操作が自由にできるのでパソコンとのデータのやりとりは簡単だ。
iOSはアプリ間でファイルをやりとりしながらデータを処理するが、その内に何か最新のデータなのか管理がしにくくなってくる。何とも不便だ。

2013年10月16日水曜日

ネットブックEeePC901故障

残念なことに、長年愛用してきたEeePC901が故障してしまった。
何もしていないのに、Qのキーが押しっぱなしになってしまうという現象で、自分なりに分解して探ってみたが、特に異常が見あたらず、手に負えなかった。
ハードディスクを持っていない、高速で動いて、燃費が良くて、安いという、モバイルには必要な条件がそろっていたので思わず買ったこのネットブック。
Windowsでの使用は容量の関係ですぐにギブアップし、Ubuntuを使用し始めた。
これが快適で、他のノートPCは全く購入する気にもならなかった。
このネットブック、SSDが二枚あり、4Gと8Gに分かれていた。
4Gのパーティションを分け、スワップファイルと/tmpの領域に指定して、8Gの方には/を指定してubuntuを動かしていた。
外部SDカードも使えば容量的にも特に困ることもなく、実に快適に使用できていた。
スワップファイルが物理的に別のSSDにあったために、とても快適に感じたのだろうか。
ubuntu10.04からバージョンアップせず、gnomeを快適に使えていた。
(ubuntuもunityになってからとても使いにくい。)

しかし、困った。
これに代わるちょうど良い条件のマシンがあるだろうか。
ネットで同じ製品を買うしかないのか。
以前は、同じマシンの中古をたくさんみたが、今はなかなか見あたらない。
時代が変化したのだから、自分も対応していった方がいいのか、それとも、いいものはいいものと、自分の使い勝手を追いかけたらいいのか、なかなか迷うものである。

2013年10月15日火曜日

LifeTouch NOTE、早くも入院か?

ネットで購入したLifeTouch NOTEだが、早くも物理的トラブル。
SDカードが入ったまま出せない。
押しても出てこないので、ピンセットで傷をつけまくりながら何とか大事なSDカードは抜き出した。
その後、どうでもいいSDカードを刺してマシンは使えるようにはなったものの、もう抜き出すことは難しい。
普通は押したらカチッと出てくるのだが、全く反応がない。
もともと安価でネットで購入した中古品なので修理に出せば買うのと同じくらい金額がかかるだろう。
自分でバラしても、こういう物理的な故障は部品がないとうまくいかない。
ジャンク品を手に入れて自分で何とかするか。
それにしても作業量が多い。

今までメインにしていたSDカードの抜き差しでのパソコンのやりとりはすっかりできなくなってしまった。クラウド経由かUSBミニBケーブルのどちらかで、不便この上ない。
これはこれで、何とか使っていく用途を考えるしかないか、、、
それとも、これをジャンクとして二束三文で売るか、、、
やっぱり入院させるか、、、
うーーーん。
モバイルのメインマシンになってしまっているので、非常に困っている。

2013年10月13日日曜日

PalmVx

今までで一番実用的だったPDAはこれかもしれない。
何しろ、速かった。
待たされることはなかった。
アプリケーションボタンを押す前から次の画面が飛び出すかの様な速さだった。
音楽の再生も動画の扱いもできず、ゲームウォッチに近いゲームを入れてビープ音で楽しんだり、白黒の写真を無理して入れるのが楽しい端末であった。
メールのやりとりや、読みたいウェブページのテキスト部分を読み込んで、オフラインでゆっくり読めたりした。
これをインターネットに繋ごうという考えを持つ必要もなかった。
全てのアプリケーションにまたがって検索をかけることができた。
これと同じような機能を今の技術で再現できないかと思うが、見た目が派手になっていくだけで、同様のものは見かけない。
当時他の会社から似た様なデバイスが出ていたが、それらは眼中になく、開発側は「ライバルは紙とペン」であると言っていた。
難しい操作はひとつもなく、付属のペンで直感的に全ての操作ができた。
特に、テキストを選択してコピーしたり貼り付けたりする作業は今のスマートフォンやiPhoneでは考えられないほどなめらかにできた。
グラフィティーの入力方法も、画期的で、このジェスチャーを覚えていくことで、コピペのコマンドも実行できた。
カレンダーに予定を書き込む時はタイムラインに一瞬タップしてからグラフィティーエリアにいきなり書き始める。それだけ。保存の動作もない。いつ保存されたかわからない内に保存されていく。これは現在のソフトも見習ってほしい。
オプションであった折りたたみキーボードが秀逸で、ATOKと組み合わせればデスクトップ並みに快適なタイピングができた。
極めつけは、クレイドルにのせてボタンを押すだけで全てのデータを同期したことだ。
1日に数分クレイドルに置いておけば、充電は完了して、数日使い続けることができる。
屋内でも屋外でもはっきりと見える。
これはPDAとして完成品だったのかもしれない。
これ以上を望むべきではなかったのかもしれない。

今もネットで探してもう一度使いたいとも思うが、あいにくubuntuとの相性がよくない。
また、接続ケーブルがUSBではなかったために、旧パソコンでないとつなげない。
外部端子を持たなかったので、接続ケーブルと専用ソフトがなければデータを流用できない。
また、グラフィティーエリアにペンでなぞりまくるので、例え保護シートをつけて使ったとしても私の場合は画面が2年持たなかった。


この頃、周囲はケータイ電話がブレイクしていて、より画素数の高いカメラを搭載したり、音楽が聞けるようになっていた。
白黒で通信もできないこのPDAの良さを心から理解できる人たちがあまりに少なかった。
「ライバルは紙とペン」
派手な商品はバッテリーの消費を減らしてモバイルと反対方向へ流れがちになって残念だ。
今だからこそ、Palmの様なPDAが、また店頭に並んで人々を驚かせてほしいものだ。


2013年10月12日土曜日

ミニPCはPDAになるか

かつてA5サイズのパナソニックのレッツノートMINIを持っていた。
OSはWindows98で、大容量のバッテリーで、当時でも8時間動かすことができる優れものだった。
ハードディスクが2Gしかなかったが、インストールするソフトを厳選してうまいこと使っていた。
小さなパソコンだが、インターネット、一太郎、サウンド編集、ザウルスやPalmとのケーブルなしの接続など、大活躍であった。
当時はUSBケーブルは主流ではなくて、PCカードスロットが多く出まわり、ほとんどの拡張はカードの中で済んでいたので、今のようにUSBからはみ出した形にはならないことが多くてモバイルにはなかなか便利でもあった。
キーボードを持ち歩くという点でミニPCは優れているが、起動の遅さと使えるまでに数秒かかるこのちょっとした時間が、細かくメモを参照したり、電話で相手に伝えることを調べるには向かない。
この点を何とかできないものか試行錯誤したものだ。
まず、OSがWindowsでは使えない。
レジュームからの復帰も遅いし、不安定になることが多い。
特にレジュームの最中にメディアの抜き差しをしたくなることが多く、いったん電源をつけて復活させて抜き取る動作をして抜くのは何とも時間がかかる。

そこで、いくつか他のOSを入れて試してみた。
一つはLinux。
当時はTurbo Linuxがよくパッケージで販売されていたのでそれを利用してみた。
しかし、ハードウェアーの認識がノートに対しては今一つで、市販の外付けCD−ROMをDOSをいじって認識させるだけでも一苦労であった。
やっとインストールできても、思ったようにハードウェアーが動作せず、特にプリンタなどが認識できず、私の力ではどうにもならなかった。
また、Windowsに比べて起動の遅さなどを決定的にカバーするほどではなかった。

次に試したのが超漢字。
起動は5秒ほどで、付箋のようなハイパーリンクを次々と作っていける構造は非常にわかりやすかった。
起動と共に開く実身を設定しておくと、自分の見たい場所をいきなり現れたりした。
しばらく気に入って使っていたが、やはり、ネットワークの弱さと、他の人とファイルの交換をするときに、ファイルという概念を持たないOSは複数の人間で作業する時には効率が悪かった。
同じようなことは当時であればWindowsCEマシンにWZなどの長文対応のテキストエディタがあればもっとスマートにできてしまい、モバイルギアなどのキーボード型サブマシンに惨敗状態であった。

最近はなかなか下火になってしまったが、良質のネットブックが安価で出まわるようになり、ubuntuとネットブックの相性が非常に良く、こちらはハードウェアーを認識し、動作も安定していた。
EEEPCにubuntuを入れて使用するのは多くの人が経験しただろう。
この頃から、個人的にも一太郎を使うのをやめてオープンオフィスを使うようになったほど、この環境は画期的だった。
この安価なネットブックが8年ほど活躍した。
特に、プロジェクターに画面を投影する場面ではACアダプターをいちいち持ち歩かなくても手軽にできた。
Windowsでは不安定になりがちな動画の再生なども、滞りなく、大事な場面でも安定して動作してくれた。
デスクトップで行う作業と全く同じ操作で全ての操作ができるのも非常に良かった。
難点は少し重いことと、キーボードを快適に使うには、少なくとも椅子が必要なことだ。
また、軽めとはいえ、持ち運んでいても以外と使わないことも多く、重さの割に活躍しない日もあった。
(そこで、半分以下の重さのNetWalkerを使い始めることになったのだが、これはこれで課題の多いマシンでもある。)

例えば、買い物に行って買い物リストを参照するのに使えるようになっただろうか。
紙か、ポケットに入るサイズの電子機器でないと、やはりどのみち難しい。
歩きながらNetWalkerを参照していると、DSで遊んでいる子どもと同じようにも見えてしまう。(残念だ)
食材を購入している最中にノートパソコンを取り出して何を買うか調べている人もいないだろう。
ケータイは多くの人が使っているので、既に市民権を得ている。
ちょっとした情報を得るためのインプットツールとしてはやはりパームサイズがいい。
今、人気のタブレットも、機能的にはケータイと全く同じものなので、ケータイと別に持ち歩く必要はあまりないだろうと思う。

これからのPDAの方向性としては、やはり、アウトプットツールをいかに持ち歩くかということだろうと自分は感じている。
モバギの様なサイズの打ちやすいキーボードをどうやって持ち運ぶかが、わざわざケータイとは別にもうひとつのPDAを持ち歩く理由だろう。
そういった意味で、ネットブック+安定したOSはマシン選択の幅も大きく、カスタマイズもしやすく、仕事には間違いなく使える優れものである。
ただ、これはPDAとは言わず、明らかにPCである。
PCである以上、使えるのは当たり前で、これはちょっと反則かもしれない。