2013年11月27日水曜日

Nexusのサイズ

Nexus7を購入する前に、最も考えたのがそのサイズだ。
縦は200mm、横114mmという、ケータイでもなくタブレットでもないサイズ。
ケータイの様に持ち歩き、パソコンの様に使うとかいわれたNetWalkerではかなり残念な思いをした。
結局、ケータイの様にも使えず、パソコンの様にも使えない、帯に長く、タスキに短いというケースだった。
NetWalkerは結局、NetWalkerの様に使う状況にしかならず、ケータイもパソコンも必要になった。
Nexusはケータイとパソコンの両方の能力を発揮してどちらにも使えるマルチタイプになるのだろうか。

まずは、ケータイの様に常時持ち歩くためには鞄に入れたり、手に持つだけではなくて、一時的にであってもポケットに入らなくてはならない。
2013年版Nexusは幅が更に狭くなって114mmまで削っている。
購入する前には差金で長さをイメージして自宅にある自分のあらゆるポケットの幅を測ってみた。
驚いたことに、ジーンズの後ろポケットにも入る幅である。
なるべく手で持つこととしても、両手で何かを作業しなければならない時に一時的にポケットには入るようだ。
また、重さも通信機能を持ったNexusがほぼ300g。
かなり初期のザウルスがこの重量だったので、これもギリギリ合格点。
ポケットに入れて持ち運ぶ端末としては恐らく最大のサイズだろう。
そして、薄さが9mm以下。
いつかポケットに入れて割ってしまうのではないかと思ったが、実際に購入してみると、この本体は柔軟性があって、ねじってみると意外にも、ぐにゅっとねじれてしまうことがわかった。
この柔軟性のおかげでおそらくはそう簡単には割れたりはしないのだろう。
実際に使用してみると、冬期は特にポケットのついたコートを使用している。少しだけはみ出すことが多いが、ポケットにはなんとか入ってくれるのがありがたい。
どうやらギリギリのウェアラブルコンピュータのようだが、実際に動くソフトはスマホと同じアプリ。
ケータイよりも苦労して持ち運んで、パソコンのソフトが使えるわけではなく、実際に動くのはスマホと同じアプリである。ここがNetWalkerとは異なる。Nexusを持ち運ぶアドバンテージは何なのか。

使用してすぐに感激したことは、この驚くべき視認性だ。
今まで、A4で作成したワード文書やPDFファイルを参照する時にはスクロールは必ず必要で、動作ももっさりしていた。
だから、重要な書類は必ず紙でプリントアウトしないと仕事ではとても使えるレベルではなかった。
しかし、このNexusでは、CPUの速さと、デスクトップPCと同様の解像度のディスプレイのおかげで、ちょうど縦長に持った時にA4の文書がスクロールなしで、素早く、すっぽりそのまま表示される。
それも米粒のように小さな文字で表示されているわけではなく、十分に読めるサイズだ。
コントラストもはっきりしているので非常に見やすい。
紙の書類を持ち歩かないようにしようと思ったことは今まで何度もあったが、それを補うほどのマシンが存在しなくて、今までは難しかった。
しかし、ついに、紙の視認性を超えた道具が現れたのではないかと、人類の歴史に照らし合わせて思うほどだ。
Nexus7は単にケータイ、パソコンと比べるだけでなく、人類が長く使用してきた紙を超えた存在なのかと感じさせる。

この、高速なCPUと、大きく緻密な解像度のディスプレイを使用することで、スマホと同じアプリしか使えなかったとしても、まるで別な物の様に使い勝手が良くなっている。
スマホでのワープロや表計算はほとんど使用していなかったが、今はかなりの頻度で実用レベルになっている。
ネットの情報も驚くほどわかりやすく目にとびこんでくる。ケータイは本当に使わなくなり、パソコンは、パソコンでしかできないことをする時のみ使用しているほどだ。

Nexusについているカメラはネット上ではあまり評判が良くないようだが、PDAについている記録用カメラとしては充分な性能で、特に、接写が問題なく、非常に綺麗に撮れるので、自分にとって夢のような状況が生まれている。
それは、A4ファイルの書類をカメラでスキャンして、それをそのままそのマシンで持ち歩くということだ。
今までのマシンでも同様のことは可能ではあったが、解像度が低かったり、接写モードが貧弱でボヤケてしまったり、写真を表示するのに時間がかかったりで、なかなか使えなかった。一時的に使ってみたiPadでもできたが、あちらはポケットには入らないので、紙を持ち運ぶほうが楽。
このマシンでは全てクリアしたのだ。

写真ファイルを見ながら、「見ながらメモ」に気づいたことをメモしていると、このソフトには重要な内容が詰まっていく。
他のワープロソフト等を使用する時にこの見ながらメモを参照して更に新しい書類を作成していく。
電車の通勤時やちょっとした待ち時間にも書類に目を通す時間ができる。
ワープロソフトで作成した文書はリアルタイムでドロップボックスに保存されている。
職場のパソコンを立ち上げて、目的のファイルを立ち上げると後は一部の体裁を整えればほぼ書類は完成する。
自宅にあるヒューレットパッカードのプリンタでは直接印刷もできる。
初期のザウルスがパソコンに頼らずに、赤外線通信等で直接プリンタを動かして印刷できていた。あの頃の古き良き時代のPDAマシンが、最先端の技術を結集して蘇ったかのようだ。
「ライバルは紙とペン」と称して紙とペンよりも長い時代を生きられなかったPalmが成し遂げられなかった目標を、Nexus7は達成できるのかもしれないと、うれしい気分でいる。

公衆電話とポケベルとザウルス

その昔、ポケベルというものがあった。
今もあるのかな?
ふと思い出した時、使いたくなってしまう。
今から30年ほど前には、とにかくピーピーなるポケットベルというものがあった。
自分に何かの連絡があった時に、主に家族や会社の誰かが呼び出して、要件は何だかわからないが、どこか公衆電話を使って連絡せい!というものだった。
身近な電話を頭を下げて借りたり、公衆電話へ行って、連絡してみると緊急の要件が入ってきて、そこから対応した。
自分自身が使い始めたのは、だた単にピーピー言う物ではなく、わずかにディスプレイがついていて、ほんのわずかなメッセージを相手に伝えることができるものだった。
転送手段は、プッシュフォンの数字を打つことで相手に伝わる物だった。
それまでは、お互いに公衆電話を使っている者どうしは連絡する手段がなかったが、公衆電話からお互いにポケベルへ送信して、苦しいながらも連絡がとれるようになった。
これが特に女子高生にブレイクしてしまい、高速でプッシュフォンを連打する子が大勢いた。
そんな現象があちこちで出てきて、公衆電話に長蛇の列が出た時代があった。

私は女子高生に混ざる気はなかったが、ポケベルを便利に使っていた。
自宅の留守電に何かメッセージが入ると転送されるようにすると、車を運転している時にも、次にコンビニが見えた時に公衆電話に行き、留守電の内容を確認した。
そうすると、修理中の○○○が修理完了したのでとりに来て下さいとの連絡だったりしたので、自宅に帰る最中にショップによることができた。
ポケベルがなかったら、一旦家に帰って留守電を聞いてから再度、車の運転をしてショップへ出かけなおさないといけない。
これが、夜だったら、次の日ということにもなる。

また、自分から妻に緊急の連絡をする際にも、定型文をポケベルに入れておいて、ポケベルのスピーカーから発信されるプッシュ音を受話器に聞かせてすぐに要件を送ることができた。
ザウルスのメモ帳にも、ポケベルに登録しきれない定型文をメモ帳にたくさんいれておけば、その数字を見ながら相手に要件を送信することができた。
ザウルスと、ポケベルと、テレフォンカードがあると、安価でかなりのことができたのだ。
私はまたこんなノスタルジックな時代に戻ってもいいのかなと思う。

会うこともできない相手に自分の気持ちを伝えるということは本当は容易なことであってはいけない。
本来は遠路はるばる足を運んで、相手の顔を見て、心に浮かぶだけの言葉を相手に伝えるのが本来の姿かと思う。
しかし、現代はあまりに通信手段が安易に手に入り、そのありがたみや伝えることの困難さを実感できない。

さて、手元にはフリーのSIMカードの入ったNexus7がある。
050発信もできるようにしたので、これはテレフォンカードや公衆電話も兼ねている。
パソコン通信ではフォーラムで発言してから返答を頂けるまでに数日かかったが、今ではすぐに調べたいことが出てくるインターネットがいつでもどこでも使える。

私は自分が使っている道具を他の最新の危機と比較したいとはあまり思わない。
どれもすごいことは間違いないからだ。
ただ、そんな中でも特筆すべきはこのSIMフリーの月額980円と、050番号の月々料金300円は、30年前のポケベルとテレフォンカードの使用料金とほぼ同じか、メールやLINEをうまく使うと、ともすると安く抑えられるくらいのコストであるということである。
まさか、この価格帯でこれだけの環境が実現するとは想像さえしなかった。
そう考えると、今の環境は凄まじく恵まれている。
ケータイなくてもいいじゃない。
来年からはケータイのない一年を(とはいえ、Nexus7がケータイになってしまっているが、、、)送ってみようと思う今日この頃である。

2013年11月24日日曜日

哀愁のSIMフリー

Nexus7を購入して、SIMカードを自分で設定することとなった。
利用したSIMカードはOCNのモバイルONEというサービス。
今までほとんどSIMカードには関心がなかったために、自分の中にはまるで情報がない。
050番号を月額300円で利用できるパックになっているカードも売られていたが、それと比べてどちらが良いのか自分にはよく理解できない。
普通、電話の利用のためには初期費用など必要な物がありそうなのだが、いったいどうなっているのか?
ショップの詳しい人にあれこれ聞きまくってようやく少し分かる。
何のことはない、どちらも同じ物で、050番号が欲しければアプリで落とせばいいだけとのことで、それはNexus7でもできてしまうようだ。

自宅に帰ってきてマニュアルの通りにセットアップ。
昔、Windows95でPCカードを認識させてダイヤルアップでインターネットにつないでいた頃の難しさに比べたら、随分と簡単になったもので、やってみれば、そんなに難しいものではなかった。
ただ、パソコンをほとんど操作した人がない人であれば、ちょっと手を出しにくいものかもしれない。

初日にSIMカードが認識して、docomo回線でも快適に使えることが分かると、後は無線LANで使い続けていた自分。
3日ほど経って、どうやらWi-Fi以外では繋がっていないことに気づく。
原因は何だろう。
ネットで色々検索してみると、アップデートの問題だの、初期不良の可能性があるだの、色々と不安になる。
この間、フルリセットかけること3回、結局、つながらない。
症状としては、SIMカードは認識して一時的にネットワークにつながったかと見えるが結局繋がらず、また接続し直す動き、これを40秒ほどの感覚で繰り返すが、一向にネットにはつながらない状況。

これはNexus7の問題なのか、SIMの問題なのか、OCNのサービスの問題なのか、それともやはり自分の設定の問題なのか。
通常のケータイであれば、購入したショップに持っていけば購入直後の問題なので、当然保証してもらえるはずだが、NexusとSIMとOCNのサービスを組み合わせて使おうとしたのは自分なので、自己責任といえば自己責任かもしれない。

とはいえ、幸いどちらも購入したのは同じパソコンショップだったので、保証書を持ってショップまで行く。
初期不良かどうか調べてもらうにも2ヶ月待ちとかいう情報をネットで知っていたので、かなりゲッソリした気分だった。

ショップの詳しい店員も首を傾げる。
この症状は見たことがないですね。
同意。
で、こちらから頼んでみる。
このSIMフリーのカードを他のSIMフリー対応のケータイなどに刺していただけますか?
うれしいことにやってくれる。
相手側では認識して使える準備ができた様子。

他のSIMフリーのカードをこちらのNexus7に刺してみてもらえませんか?
うれしいことに、これもやってくれる。
EmobileのSIMカードがNexusで動いた。

どちらも、正常に動作している様子。
OCNに連絡してつないでくれる。
そうすると、パスワードが異なると言われる。
認証パスワードは初期値で設定されていた。
しかし、設定後に、わかりにくいパスワードでいるのはいやだなと思って、すぐに変更したことを思い出した。
自分は変更前のパスワードも試したし、変更後のパスワードも試したが、いずれもうまくいかなかった。
設定直後に変更をかけたために、何か不具合がおきていたのかもしれない。
電話口で、お互いに最初に設定されていたパスワードにもどすと、ようやくインターネットにつながった。
これは、自分には解決できないことだった。
まさか、こんなところに落とし穴があったとは思わなかった。
IDやパスワードは自分のわかりやすいものにすぐに変更してしまう習慣があったので、そんなところからきた不具合だったようだ。
SIMフリーであるということは、こういう、今までにはなかった不具合も自分で乗り越えていくガッツも必要(?)のようだ。
長時間親身になって対応してくれたショップの店員には感謝することしきりである。

まともに使えるようになるまでに1週間ほどかかってしまったが、単体でネットに繋がるようになってからのNexus7は、更に、恐ろしく便利な状態である。
基本的には今までのケータイやLifeTouchNOTEでやってきたこととほぼ同じなのだが、ハードウェアーが変わると随分と使い勝手が変わるものだ。
それはまた次回書こうと思う。

親指ローマ字入力

かつてのザウルスがキーボードを持ち始めた頃に、本体を両手で持って親指でローマ字入力していく入力方法が、モバイルシーンではかなり速く入力できると感じていた。
当時はもっさりと動いていたリナザウB500を持っていたが、テキストエディタを突っ立った状態で無限に書き続けることができるのが非常に良く、暫く使っていた。
独自に通信機器のついたPDAは使っていなかったと思ったが、そういえば、P-inコンパクトという、コンパクトフラッシュカードサイズの通信カードがあり、それを上部に刺したままメールやインターネット程度であれば使うことができていた。パケット定額ではなく、通信時間で料金が加算されていくが、今の定額よりもはるかに安く使えていたと思う。
自宅に帰るとそれを無線LANカードにつけかえて、なかなか便利に使えていた。
親指ローマ字入力のPDAで自分が使っていたマシンといえばCLIE UX50もあった。
こちらはATOKで、キーボードにバックライトまでついていたので、ベッドに入ってから寝ながら入力することさえ可能だった。
手書き認識、ソフトウェアーキーボード、グラフィティー、親指ローマ字入力、ケータイ入力、そしてフルキーボードを搭載したサブマシンなど、それぞれのマシンが凌ぎを削っていた中、ポケットにも入るサイズで立ったままかなりの速度で入力できる親指ローマ字入力は、PDAの入力方法ではやはり今日も最も優れた方法だと私は感じている。
その後Windowsモバイルケータイも使ったが、入力方法はこの親指プチプチキーボードの機種を使っていた。非常に細かいキーボードだったが、それでもかなり速く文章を作ることができた。
しかし、キーボードを持たないケータイやタブレットが普及してしまい、かつての快適な親指ローマ字入力を快適に実現する機種は壊滅してしまった。
NetWalkerがそこを覆すのかと思ったが、これはテキスト入力マシンにはならず、残念だが論外だった。

しかし、今回、たまたまケータイの契約更新で次の機種を考えている時に、SIMフリーというキーワードに惹かれて、ケータイではなく、アンドロオープンオフィスを携帯できそうなNexus7を手に取り、何の気なしにテキストを入力してみた。
画面に現れたソフトウェアーQWERTYキーボードを見て、反射的に縦型に持って入力してみる。
あれ?
あまりに処理が速くて反応がいいせいか予想以上にミスタッチなく入力できる。
もう一度、自分が出来るだけのスピードで打ってみる。
マシンはきちんと反応している。
この大きさ、この反応の良さ、これはソフトウェアーキーボードでありながら、親指ローマ字入力するのに最適なマシンであることを感じる。
いや、むしろ、Nexusによるソフトウェアーキーボードだからこそ出せる速度なのかもしれない。
もっとも、これは縦型に持った時のみであって、横にするとiPadとさして変わらない中途半端な距離感のあるキーボードになる。Nexus7はぜひ、縦型でローマ字入力をしてその真価を感じてほしい。
まさか、自分がこんなヒットの仕方をするとは思わなかった。
Nexus7は、予想もしない、モバイルシーンでのテキスト入力が非常に優れたツールだ。
これ以上の速度は他の同様の機種ではきっと出せないだろうと思う。

2013年11月21日木曜日

Nexus7で脱ケータイなるか?

2年ほど前からポケットWi-Fi(モバイルルータ型)を、通話もできるポケットWi-Fi GS-01に変更している。
何だかんだいって、緊急通話もできるアンドロイドケータイは非常に便利で、iPhoneがGoogleマップが使えなくて困っていた時も、実に快適に使用させてもらっていた。
時にはテザリングもできるケータイは当時はこれらの機種しかなかったので、重宝した。
ただ、一方で、テザリングはなかなかあてにならず、相手のマシンを認識して使えるようになるまでに時間がかかったり、場合によっては再起動を要求されたり、不便な面もあり、結局モバイルシーンではスムーズに使い続けられたことの方が少なかった気がする。
また、ケータイをテザリングさせると、ケータイの電池の減りが激しく、サブマシンにバッテリーの余裕があっても安心して通信していられない。
ケータイ単体で使用する場合は、快適に使えるが、テザリングでネット環境を確保しながらサブマシンを使い続けるというのは、なかなか難しいと感じていた。
私ははやり、ケータイよりもサブマシン(自称PDA)を使っている時間の方が多い。
一般的にはやはり、ケータイでテザリングするのではなく、モバイルルーターを別にしてカバンに入れっぱなしというのがいいのだろうが、カバンを仕事中にいつも持ち歩ける訳ではないし、持ち歩くものや充電するものがいくつもあって行動に制限がかかるのはやっぱり不便だ。
何とかしてPDAを快適に使用していく方法はないだろうか。
ケータイの使用期間が2年になろうとしているので、この機会に自分のモバイル環境をリセットしてみるのもいいかと考えた。(最近は、サブマシンやネットブックも故障が多かったし、、、)
通信費はかなり安くなったとはいえ、自分の場合は自宅と職場には無線LAN環境があり、普段は主にバイクや自転車で通勤しているので、毎月支払っている通信費ほどデータ通信を使えていないのが現状だ。
もっと通信費を減らしたプランでもいいのではないか。
通話も、自分からかけられないと困ることはあるが、休日にも出先で仕事の電話がかかってきたりで、ろくな事がない。
こんなもの、持って歩かなくてもいいと、PDAだけ持っていこうとするが、データ通信するにはケータイで不安定なテザリングをしないといけない。
むしろ、PDAが単体でデータ通信できるようにして、それを必要な時にテザリングして周辺機器を使い、ケータイは通話できるだけの状態にして、鞄の中にしまいこんでしまったらどうなのか。
そこで、自分の構想で第1候補だったNexus7にフリーのSIMを入れて使うこととした。
こちらは月に7GBまで使用しても月額1980円、一日30MBまで使用のプランだと980円で使用できる。
上限を超えても使えなくなるわけではなく、200kbsの速度で通信し続けることができるので、繋がらない訳ではない。
昔のダイヤルアップでの通信やISDN回線でも、とにかく繋がるというだけでありがたいものだった。
今のホームページの情報量が多くなったとはいえ、ザウルスやPalmで必死にWebページを表示していた頃の通信速度やブラウザ環境と比較すると天国のようなものである。
ocnとの契約になるので電波はdocomo。
通信エリアは今までのEmobileより広いので、ますますありがたい。
特に市街地に移動した時はグーグルマップなどでその土地を調べたりしやすくなるだろう。
一方、今まで使っていたEmobileのGS-01は、とりあえず、通話のみできる状況にプラン変更してしまった。
全く通話しなければ月額580円で使い続けることができる。
こちらは鞄の中にしまいこんで、緊急通話する時だけ使う。
また、どうしてもポケットに入れて使わないといけないシーンではNexus7を逆にテザリングさせてWi-FiでGS-01を使う。
こうして使う分には今までのケータイの使い方とさして変わらない。
両方ともアンドロイドなのでソフトも互換性があって、使用する時に混乱しないだろう。
その時の状況によっては今までの他のPDAを使うことがあってもいいだろうと思う。
特に、UbuntuOSのPDAはパソコンソフトをそのまま使用できるので、やはり、これからも必要になるはずだ。
ひたすらテキスト入力するシーンでは、LifeTouchNOTEも、やはり重宝するだろう。
正直、独自に通信機能を内蔵したケータイではない機種を使うのは初めてで、今後、どう展開していくか自分にはまだわからない。
Nexus7は究極のPDAとして自分の中の歴史を塗り替えて、今後も使い続ける名機に成長するだろうか。
今後のブログはあまり哀愁を帯びていない、輝かしくも圧倒的なスペックを誇っているこのNexus7について記述することが多くなるだろう。
できることなら、この独自にデータ通信できるマシンで、いずれ脱ケータイを目指してみたいとも感じている。

2013年11月10日日曜日

愛すべきGraffiti入力

自分がPalmを使っていた頃、周囲はケータイ一色でメールが流行っていた。
自分はGraffiti入力にすっかり慣れていたが、周囲はテンキーだったので、ひたすら親指でパチパチと入力していた。
「お」と打つためには、「あ」のキーを5回も打たねばならない。
アルファベットになれば更に複雑になる。
あんな打ち込み方しか知らないケータイユーザーが気の毒でしかなかった。

しかし、時々羨ましいと思うこともあった。
Palmの入力はペンで行うので両手が必要だ。
ケータイは左手で持って左手で打てる。
右手は開くので、鞄やつり革を持った状態で操作できる。
片手で支持して片手で入力するには決して劣った方法でもないのだと、自分はしばらくして気がついた。(今のスマホは基本的に両手操作なので、不便になった?)
また、職場の若い女性職員と、テキスト打ちの速さを競ってみたら、私のPalmのGraffiti入力は若干ケータイ電話の入力速度に負けてしまって、その後、CutKEYというボタン状のシールをグラフィティーエリアに貼りつけて、入力速度を上げてみようとしたことがあったほどだ。

しかし、Graffiti入力の快適さは、単に入力速度だけではなかった。
視線の移動である。
iPadでもスマホでも、入力エリアに凹凸がないと、入力エリアを見て、画面を見てと、視線が行ったり来たりしている。
Graffiti入力では、入力エリアは見ないで、画面を見たまま、入力可能になってしまうのだ。
だから、入力中に間違った入力をしてしまったらすぐに変更できるし、文章の範囲選択や、メニューの選択など、シームレスに行うことができて実に快適だったのである。

そして、最近、AndroidOSのアプリでGraffiti入力ができるソフトが登場していた。
懐かしい。
スマホがかつてのPalmの様になった。
入力エリアを見ないで入力ができる。
こんな入力方法があったんだと周囲の人に宣伝したくなるほどだ。
しかし、このソフト、残念ながら3日で使用を中止した。

理由
・スマホはペンで扱わない。指でGraffitiは誤認識が多いようだ。
・非常に残念だが、ケータイのフリック入力の方がはるかに速い。自分も、時代の流れに沿って、ケータイ入力を高速でできるようになってしまっていたのだ。(残念)

実に、哀愁ただよう、愛すべきGraffiti入力である。


2013年11月9日土曜日

ネットブック HP mini 110にUbuntu12.04

ネットブックの後継機がなかなか見当たらなかったが、偶然HP mini 110を中古で見つけて即購入。18000円で手頃なサイズのWindows7搭載のネットブックが購入できたのだから、満足していいだろう。
とはいえ、Windowsにはうんざりしているので、DVD-Rで丸ごとバックアップした後は、全部消して、丸ごとUbuntu12.04に。
ハードウェアーで認識できなかったものは今のところ見当たらない。
HPとUbuntuとの相性はとてもいいようだ。
プリンタもHPにしているが、ドライバーもしっかり用意されており、ほとんど全ての機能が使えている。
今回のネットブックはハードディスクが320GBもあるので本体にデータを保存しても、容量の心配はないだろう。
ただ、起動してみると、前のネットブックよりも、もたつく時があるのが少々残念。
また、中古なだけあって、バッテリーの使用時間は3時間弱程度の様で、ちょっと心もとない。
非常に立派なACアダプタを一緒に持ち歩くことになりそうだ。
リュックに入れると、今までとは違って、ずっしりと重く感じる。(本体も以前より増量、、、)
こうなると、移動した先ではメールやインターネット、ワープロが動けばいいと思っているので、スマホやAZがあれば、活躍の場が限られてくるようだ。
今は、もっぱら、家庭内で自分のデスクトップにしがみつかないようにするために、食卓テーブル等に置いて使っている。
ネットブックはデスクトップの様に大きな電力を必要としないし、移動も可能なので、好きな場所に移動して、デスクトップと全く同じソフトを使用できる。
また、プロジェクターに映像を投影する時は、やはり、活躍してくれる。
Dropbox、Wine、ATOKなどしっかり動いて、ARMシリーズくんたちの様にソフトウェアーの制限がないのも、非常にありがたい。
当たり前だが、AZやNetWalkerではあきらめているマルチメディアの扱いがそこそこできている。 
この機能をそのままに、重さが500g前後でキーボード付きなら言うことない。

自分の今の欲求はひょっとしたら、Surfaceがかなり満たしてくれるかもしれない。
しかし、今までさんざんマイクロソフトに裏切られてしまって馴染める気がせず、何を今更という気持ちである。
有償で購入したOSやソフトがバージョンアップの度に使えなくなっていく仕組みには馴染めない。
使い続けるためには、きっとまたたくさんの消費を要求してくるのだろう。


2013年11月3日日曜日

Dynabook AZのUbuntuアップデート

最近までDynabook AZのubuntuは12.10を使用していた。
特にこれで困ることもなかったからなのだが、13.10も出たことだし、アップデートにも毎回エラーが出るようになったので、OSを更新することとした。
単体ではアップグレードできないようなので、母艦とつないで改めてインストールし直し。
今までの流れで13.10がインストールできたが、残念ながら、無線LANが使えない。
Wifiの電波は認識しているので、使えるように思えるのだが、そこからIPアドレスを割り振ったりすることができない様子。
仕方がなくUSB経由で有線LANを使用。
こちらも、ハードウェアーは認識しているようだが、繋がらない。
再度、インストールし直しても同じ現象。
ネットで調べると、同様にお困りになった方々がいらっしゃるようで、使用を断念されたご様子。
どうしうてこういう仕様になってしまったのだろうか?
無料で提供していただいているので、仕方がないのだが、期待して時間をかけて作業しただけに実に残念である。
元の12.10に戻そうかとも思ったが、せっかくなので、13.04を試すこととした。
無事にインストールできると、こちらはスムーズに無線LANも認識。
12.10に比べて良くなったことは特に見あたらないが、全体的にエラーが少ない気がする。
特に、今まではアップデートの度にいくつかアップデートしきれないでエラーのまま終了していた部分があって釈然としなかったが、今回はきちんと終了できている。
動画やフラッシュの再生は期待していないので、自分にとっては特に問題ない。
相変わらず、程良い大きさと薄さで表計算ソフト等がパソコンと遜色なく長時間駆動してくれることはありがたい。

ところで、もともと「クラウドブック」として売られていたこのマシンだが、クラウドサービスはほとんど使える状況でなかった。
現在も、Dropboxは使用できないが、UbuntuOneは使えるようになり、パソコンとのファイル共有もスムーズになった。
ただ、私だけなのか、Windows版でのUbuntuOneに不具合がおきる(?)様で、うまく同期していないことに気づいて、使用することをやめた。不思議な名前のファイルも増えていく現状も見られた。
これはUbuntu同士であればおそらく問題ないのだろう。
AZにはUSB端子とSDカードリーダーがついているので、やはり、こちらを利用する方がいい。
LuckyBackupというソフトがなかなか使いやすく、外部メディアの情報を本体にミラーリングコピーしたり、その逆をしたりできるので、これをうまく使う方が確実だ。

Ubuntu AZを使っていていつも思うことだが、レジュームから5秒ほどで復帰して無線LANもすぐに使える状態になっている。
PDAの範疇ではなくてどちらかというとPCとしての役割を果たしてくれているのに、モバイルとしてなかなか優秀だと思う。
 SDカードを取り出せなくなったLifeTouchNOTEのファイルをコピーするために、USBで母艦としてつなぐことができる。
同じ様なハードウェアーのマシンなのだが、お互いに全く別なマシンになってしまっているのがちょっと愉快でもある。
もちろん、スマートフォンもつないで、マウントしてファイルを操作できる。そのついでに、充電までしてあげられる。ケータイの充電が底をついた時の予備バッテリーにもなってくれる偉い奴である。