2013年12月20日金曜日

合体ロボは使えるか?

PDAに外付けキーボード。
今まで何度もこの組み合わせをしてきた。
ザウルスポケットには純正の外付けキーボードがあり、ゴム製の軽いキーボードではあったが、ブラインドタッチも可能で非常に打ちやすいものだった。さすがシャープと思ったがNetWalkerでも同じキーボードで良かったのに。
その後にPalmでも使った。こちらは4つに折り畳める画期的なデザインだった。ATOKも動いたのでかなりのテキスト入力マシンになった。
使い始めるとPDAに外付キーボードは理想的な組み合わせなのだが、残念ながら持ち歩く割には使用頻度が少ないのである。
理由は2つ。
一つはテーブルが必要になること。モバイルシーンでテーブルが使えるなら、それはモバイルシーンとは言わないと私は思う。モバイルは立っていたり、椅子しかない状態だったり、場合によっては歩いていることさえある。もしもテーブルがあったとしたら、私の場合は外付キーボードではなく、もう一つキーボード搭載のサブマシンを鞄から取り出してそちらを使うことのほうが多かったのだ。その当時のPDAは画面が小さかったためにモバギなどのマシンを使ったほうが座った状態から画面を見やすかったのである。
もう一つの理由は、使おうと思った時に外付キーボードが常に近くにあるわけではなかったこと。外付キーボードはウェアラブルではない。PDAのように常に持っている訳ではなく、わざわざキーボードを取りに行ってまで外付キーボードを使う必要がなかったのある。講演会などで、テーブルがあるので外付キーボードを接続して記録をとろうとしたことがあったが、キーボードはカチャカチャと音が出るので周囲に迷惑になることもある。ペンタッチで静かに使う分には迷惑にならないので、もっぱらグラフィティーを駆使して速記していたものだ。
そんな中から、合体ロボは使えないというイメージを持っていった。
自分は二度と外付キーボードは使わないだろうと思っていた。
さて、Nexus7には、マグレックス社のMK5000という外付キーボードがある。どう見ても純正としか思えないようなデザインで普段はケースとして使えて、一体化する。
Nexus7を購入する時に保護シートが欲しかったのだが、本体を保護するカバーも欲しかった。革製のケースも購入するとそれなりの値段になるのなら、いっそのことキーボードと一緒に保護シートも購入してしまえと、買ってしまった。買ってから、こんなことをしたらLife Touch NOTEが棺桶に行ってしまうのではないかと思いながらも、やはり本体を保護するケースとしても使ってみることとした。
このキーボードはグーグル日本語入力でないと不具合が起きる。もともと自分はグーグル日本語入力を気に入って使っていたので問題なし。
キーボード一つ一つの作りは悪くない。十分にブラインドタッチが可能だが、スペースキーを右の親指で押すと、丁度本体と挟むためにとびだしている突起物に指があたって心地よくない。また、LifeTouchとはちがって、キーボードには(漢字)キーがない。IMEの切り替えのためには画面左下の(あa)の表示をいちいちタップしなければならない。しかもこの表示、文字が入力できる場面でもなかなか現れてくれないことがあり、かなりのマイナスポイントだ。また、傾斜を調整することが全くできないので、いつの間にか自分の首を縮めて自分が傾斜に合わせて姿勢を変えてしまい、けっこう疲れることがわかった。これを軽減するには画面の明るさを最大にして斜めから見ても見やすいようにすること、エディタの表示ポイントを上げることだろう。
Jotaテキストエディタでプログラムを打つ時にもキーボードがないと打てない記号などが出てくる。Nexusでプログラムを入力する作業をするならあったほうがいいだろう。
Bluetoothでの接続も慣れるとスムーズにいく。
また、一度充電すると2ヶ月ほど電池が持つらしい。
いつ充電したのか忘れてしまうほどだ。
持ち歩く時に合体しておくと、立ち歩きながら2つを貝の様に剥がしてキーボードを再度鞄の中にしまってNexus7をポケットにいれている自分がいる。
ならば、最初から別々の方が良かっただろうと、別々にして持ち運ぶ。
それならケースの役割果たさないでしょうと思うが、今ではキーボードは単体で主に鞄の中に入れるようになってしまった。
合体ロボのキーボード。
やはり扱いが微妙だ。
あればやはりそれなりに活躍してくれる。
全く使えないわけでもない。
使い方によっては大きく便利になるだろうが、自分の場合は、得意のサブマシンを登場させることになりそうだ。

2013年11月27日水曜日

Nexusのサイズ

Nexus7を購入する前に、最も考えたのがそのサイズだ。
縦は200mm、横114mmという、ケータイでもなくタブレットでもないサイズ。
ケータイの様に持ち歩き、パソコンの様に使うとかいわれたNetWalkerではかなり残念な思いをした。
結局、ケータイの様にも使えず、パソコンの様にも使えない、帯に長く、タスキに短いというケースだった。
NetWalkerは結局、NetWalkerの様に使う状況にしかならず、ケータイもパソコンも必要になった。
Nexusはケータイとパソコンの両方の能力を発揮してどちらにも使えるマルチタイプになるのだろうか。

まずは、ケータイの様に常時持ち歩くためには鞄に入れたり、手に持つだけではなくて、一時的にであってもポケットに入らなくてはならない。
2013年版Nexusは幅が更に狭くなって114mmまで削っている。
購入する前には差金で長さをイメージして自宅にある自分のあらゆるポケットの幅を測ってみた。
驚いたことに、ジーンズの後ろポケットにも入る幅である。
なるべく手で持つこととしても、両手で何かを作業しなければならない時に一時的にポケットには入るようだ。
また、重さも通信機能を持ったNexusがほぼ300g。
かなり初期のザウルスがこの重量だったので、これもギリギリ合格点。
ポケットに入れて持ち運ぶ端末としては恐らく最大のサイズだろう。
そして、薄さが9mm以下。
いつかポケットに入れて割ってしまうのではないかと思ったが、実際に購入してみると、この本体は柔軟性があって、ねじってみると意外にも、ぐにゅっとねじれてしまうことがわかった。
この柔軟性のおかげでおそらくはそう簡単には割れたりはしないのだろう。
実際に使用してみると、冬期は特にポケットのついたコートを使用している。少しだけはみ出すことが多いが、ポケットにはなんとか入ってくれるのがありがたい。
どうやらギリギリのウェアラブルコンピュータのようだが、実際に動くソフトはスマホと同じアプリ。
ケータイよりも苦労して持ち運んで、パソコンのソフトが使えるわけではなく、実際に動くのはスマホと同じアプリである。ここがNetWalkerとは異なる。Nexusを持ち運ぶアドバンテージは何なのか。

使用してすぐに感激したことは、この驚くべき視認性だ。
今まで、A4で作成したワード文書やPDFファイルを参照する時にはスクロールは必ず必要で、動作ももっさりしていた。
だから、重要な書類は必ず紙でプリントアウトしないと仕事ではとても使えるレベルではなかった。
しかし、このNexusでは、CPUの速さと、デスクトップPCと同様の解像度のディスプレイのおかげで、ちょうど縦長に持った時にA4の文書がスクロールなしで、素早く、すっぽりそのまま表示される。
それも米粒のように小さな文字で表示されているわけではなく、十分に読めるサイズだ。
コントラストもはっきりしているので非常に見やすい。
紙の書類を持ち歩かないようにしようと思ったことは今まで何度もあったが、それを補うほどのマシンが存在しなくて、今までは難しかった。
しかし、ついに、紙の視認性を超えた道具が現れたのではないかと、人類の歴史に照らし合わせて思うほどだ。
Nexus7は単にケータイ、パソコンと比べるだけでなく、人類が長く使用してきた紙を超えた存在なのかと感じさせる。

この、高速なCPUと、大きく緻密な解像度のディスプレイを使用することで、スマホと同じアプリしか使えなかったとしても、まるで別な物の様に使い勝手が良くなっている。
スマホでのワープロや表計算はほとんど使用していなかったが、今はかなりの頻度で実用レベルになっている。
ネットの情報も驚くほどわかりやすく目にとびこんでくる。ケータイは本当に使わなくなり、パソコンは、パソコンでしかできないことをする時のみ使用しているほどだ。

Nexusについているカメラはネット上ではあまり評判が良くないようだが、PDAについている記録用カメラとしては充分な性能で、特に、接写が問題なく、非常に綺麗に撮れるので、自分にとって夢のような状況が生まれている。
それは、A4ファイルの書類をカメラでスキャンして、それをそのままそのマシンで持ち歩くということだ。
今までのマシンでも同様のことは可能ではあったが、解像度が低かったり、接写モードが貧弱でボヤケてしまったり、写真を表示するのに時間がかかったりで、なかなか使えなかった。一時的に使ってみたiPadでもできたが、あちらはポケットには入らないので、紙を持ち運ぶほうが楽。
このマシンでは全てクリアしたのだ。

写真ファイルを見ながら、「見ながらメモ」に気づいたことをメモしていると、このソフトには重要な内容が詰まっていく。
他のワープロソフト等を使用する時にこの見ながらメモを参照して更に新しい書類を作成していく。
電車の通勤時やちょっとした待ち時間にも書類に目を通す時間ができる。
ワープロソフトで作成した文書はリアルタイムでドロップボックスに保存されている。
職場のパソコンを立ち上げて、目的のファイルを立ち上げると後は一部の体裁を整えればほぼ書類は完成する。
自宅にあるヒューレットパッカードのプリンタでは直接印刷もできる。
初期のザウルスがパソコンに頼らずに、赤外線通信等で直接プリンタを動かして印刷できていた。あの頃の古き良き時代のPDAマシンが、最先端の技術を結集して蘇ったかのようだ。
「ライバルは紙とペン」と称して紙とペンよりも長い時代を生きられなかったPalmが成し遂げられなかった目標を、Nexus7は達成できるのかもしれないと、うれしい気分でいる。

公衆電話とポケベルとザウルス

その昔、ポケベルというものがあった。
今もあるのかな?
ふと思い出した時、使いたくなってしまう。
今から30年ほど前には、とにかくピーピーなるポケットベルというものがあった。
自分に何かの連絡があった時に、主に家族や会社の誰かが呼び出して、要件は何だかわからないが、どこか公衆電話を使って連絡せい!というものだった。
身近な電話を頭を下げて借りたり、公衆電話へ行って、連絡してみると緊急の要件が入ってきて、そこから対応した。
自分自身が使い始めたのは、だた単にピーピー言う物ではなく、わずかにディスプレイがついていて、ほんのわずかなメッセージを相手に伝えることができるものだった。
転送手段は、プッシュフォンの数字を打つことで相手に伝わる物だった。
それまでは、お互いに公衆電話を使っている者どうしは連絡する手段がなかったが、公衆電話からお互いにポケベルへ送信して、苦しいながらも連絡がとれるようになった。
これが特に女子高生にブレイクしてしまい、高速でプッシュフォンを連打する子が大勢いた。
そんな現象があちこちで出てきて、公衆電話に長蛇の列が出た時代があった。

私は女子高生に混ざる気はなかったが、ポケベルを便利に使っていた。
自宅の留守電に何かメッセージが入ると転送されるようにすると、車を運転している時にも、次にコンビニが見えた時に公衆電話に行き、留守電の内容を確認した。
そうすると、修理中の○○○が修理完了したのでとりに来て下さいとの連絡だったりしたので、自宅に帰る最中にショップによることができた。
ポケベルがなかったら、一旦家に帰って留守電を聞いてから再度、車の運転をしてショップへ出かけなおさないといけない。
これが、夜だったら、次の日ということにもなる。

また、自分から妻に緊急の連絡をする際にも、定型文をポケベルに入れておいて、ポケベルのスピーカーから発信されるプッシュ音を受話器に聞かせてすぐに要件を送ることができた。
ザウルスのメモ帳にも、ポケベルに登録しきれない定型文をメモ帳にたくさんいれておけば、その数字を見ながら相手に要件を送信することができた。
ザウルスと、ポケベルと、テレフォンカードがあると、安価でかなりのことができたのだ。
私はまたこんなノスタルジックな時代に戻ってもいいのかなと思う。

会うこともできない相手に自分の気持ちを伝えるということは本当は容易なことであってはいけない。
本来は遠路はるばる足を運んで、相手の顔を見て、心に浮かぶだけの言葉を相手に伝えるのが本来の姿かと思う。
しかし、現代はあまりに通信手段が安易に手に入り、そのありがたみや伝えることの困難さを実感できない。

さて、手元にはフリーのSIMカードの入ったNexus7がある。
050発信もできるようにしたので、これはテレフォンカードや公衆電話も兼ねている。
パソコン通信ではフォーラムで発言してから返答を頂けるまでに数日かかったが、今ではすぐに調べたいことが出てくるインターネットがいつでもどこでも使える。

私は自分が使っている道具を他の最新の危機と比較したいとはあまり思わない。
どれもすごいことは間違いないからだ。
ただ、そんな中でも特筆すべきはこのSIMフリーの月額980円と、050番号の月々料金300円は、30年前のポケベルとテレフォンカードの使用料金とほぼ同じか、メールやLINEをうまく使うと、ともすると安く抑えられるくらいのコストであるということである。
まさか、この価格帯でこれだけの環境が実現するとは想像さえしなかった。
そう考えると、今の環境は凄まじく恵まれている。
ケータイなくてもいいじゃない。
来年からはケータイのない一年を(とはいえ、Nexus7がケータイになってしまっているが、、、)送ってみようと思う今日この頃である。

2013年11月24日日曜日

哀愁のSIMフリー

Nexus7を購入して、SIMカードを自分で設定することとなった。
利用したSIMカードはOCNのモバイルONEというサービス。
今までほとんどSIMカードには関心がなかったために、自分の中にはまるで情報がない。
050番号を月額300円で利用できるパックになっているカードも売られていたが、それと比べてどちらが良いのか自分にはよく理解できない。
普通、電話の利用のためには初期費用など必要な物がありそうなのだが、いったいどうなっているのか?
ショップの詳しい人にあれこれ聞きまくってようやく少し分かる。
何のことはない、どちらも同じ物で、050番号が欲しければアプリで落とせばいいだけとのことで、それはNexus7でもできてしまうようだ。

自宅に帰ってきてマニュアルの通りにセットアップ。
昔、Windows95でPCカードを認識させてダイヤルアップでインターネットにつないでいた頃の難しさに比べたら、随分と簡単になったもので、やってみれば、そんなに難しいものではなかった。
ただ、パソコンをほとんど操作した人がない人であれば、ちょっと手を出しにくいものかもしれない。

初日にSIMカードが認識して、docomo回線でも快適に使えることが分かると、後は無線LANで使い続けていた自分。
3日ほど経って、どうやらWi-Fi以外では繋がっていないことに気づく。
原因は何だろう。
ネットで色々検索してみると、アップデートの問題だの、初期不良の可能性があるだの、色々と不安になる。
この間、フルリセットかけること3回、結局、つながらない。
症状としては、SIMカードは認識して一時的にネットワークにつながったかと見えるが結局繋がらず、また接続し直す動き、これを40秒ほどの感覚で繰り返すが、一向にネットにはつながらない状況。

これはNexus7の問題なのか、SIMの問題なのか、OCNのサービスの問題なのか、それともやはり自分の設定の問題なのか。
通常のケータイであれば、購入したショップに持っていけば購入直後の問題なので、当然保証してもらえるはずだが、NexusとSIMとOCNのサービスを組み合わせて使おうとしたのは自分なので、自己責任といえば自己責任かもしれない。

とはいえ、幸いどちらも購入したのは同じパソコンショップだったので、保証書を持ってショップまで行く。
初期不良かどうか調べてもらうにも2ヶ月待ちとかいう情報をネットで知っていたので、かなりゲッソリした気分だった。

ショップの詳しい店員も首を傾げる。
この症状は見たことがないですね。
同意。
で、こちらから頼んでみる。
このSIMフリーのカードを他のSIMフリー対応のケータイなどに刺していただけますか?
うれしいことにやってくれる。
相手側では認識して使える準備ができた様子。

他のSIMフリーのカードをこちらのNexus7に刺してみてもらえませんか?
うれしいことに、これもやってくれる。
EmobileのSIMカードがNexusで動いた。

どちらも、正常に動作している様子。
OCNに連絡してつないでくれる。
そうすると、パスワードが異なると言われる。
認証パスワードは初期値で設定されていた。
しかし、設定後に、わかりにくいパスワードでいるのはいやだなと思って、すぐに変更したことを思い出した。
自分は変更前のパスワードも試したし、変更後のパスワードも試したが、いずれもうまくいかなかった。
設定直後に変更をかけたために、何か不具合がおきていたのかもしれない。
電話口で、お互いに最初に設定されていたパスワードにもどすと、ようやくインターネットにつながった。
これは、自分には解決できないことだった。
まさか、こんなところに落とし穴があったとは思わなかった。
IDやパスワードは自分のわかりやすいものにすぐに変更してしまう習慣があったので、そんなところからきた不具合だったようだ。
SIMフリーであるということは、こういう、今までにはなかった不具合も自分で乗り越えていくガッツも必要(?)のようだ。
長時間親身になって対応してくれたショップの店員には感謝することしきりである。

まともに使えるようになるまでに1週間ほどかかってしまったが、単体でネットに繋がるようになってからのNexus7は、更に、恐ろしく便利な状態である。
基本的には今までのケータイやLifeTouchNOTEでやってきたこととほぼ同じなのだが、ハードウェアーが変わると随分と使い勝手が変わるものだ。
それはまた次回書こうと思う。

親指ローマ字入力

かつてのザウルスがキーボードを持ち始めた頃に、本体を両手で持って親指でローマ字入力していく入力方法が、モバイルシーンではかなり速く入力できると感じていた。
当時はもっさりと動いていたリナザウB500を持っていたが、テキストエディタを突っ立った状態で無限に書き続けることができるのが非常に良く、暫く使っていた。
独自に通信機器のついたPDAは使っていなかったと思ったが、そういえば、P-inコンパクトという、コンパクトフラッシュカードサイズの通信カードがあり、それを上部に刺したままメールやインターネット程度であれば使うことができていた。パケット定額ではなく、通信時間で料金が加算されていくが、今の定額よりもはるかに安く使えていたと思う。
自宅に帰るとそれを無線LANカードにつけかえて、なかなか便利に使えていた。
親指ローマ字入力のPDAで自分が使っていたマシンといえばCLIE UX50もあった。
こちらはATOKで、キーボードにバックライトまでついていたので、ベッドに入ってから寝ながら入力することさえ可能だった。
手書き認識、ソフトウェアーキーボード、グラフィティー、親指ローマ字入力、ケータイ入力、そしてフルキーボードを搭載したサブマシンなど、それぞれのマシンが凌ぎを削っていた中、ポケットにも入るサイズで立ったままかなりの速度で入力できる親指ローマ字入力は、PDAの入力方法ではやはり今日も最も優れた方法だと私は感じている。
その後Windowsモバイルケータイも使ったが、入力方法はこの親指プチプチキーボードの機種を使っていた。非常に細かいキーボードだったが、それでもかなり速く文章を作ることができた。
しかし、キーボードを持たないケータイやタブレットが普及してしまい、かつての快適な親指ローマ字入力を快適に実現する機種は壊滅してしまった。
NetWalkerがそこを覆すのかと思ったが、これはテキスト入力マシンにはならず、残念だが論外だった。

しかし、今回、たまたまケータイの契約更新で次の機種を考えている時に、SIMフリーというキーワードに惹かれて、ケータイではなく、アンドロオープンオフィスを携帯できそうなNexus7を手に取り、何の気なしにテキストを入力してみた。
画面に現れたソフトウェアーQWERTYキーボードを見て、反射的に縦型に持って入力してみる。
あれ?
あまりに処理が速くて反応がいいせいか予想以上にミスタッチなく入力できる。
もう一度、自分が出来るだけのスピードで打ってみる。
マシンはきちんと反応している。
この大きさ、この反応の良さ、これはソフトウェアーキーボードでありながら、親指ローマ字入力するのに最適なマシンであることを感じる。
いや、むしろ、Nexusによるソフトウェアーキーボードだからこそ出せる速度なのかもしれない。
もっとも、これは縦型に持った時のみであって、横にするとiPadとさして変わらない中途半端な距離感のあるキーボードになる。Nexus7はぜひ、縦型でローマ字入力をしてその真価を感じてほしい。
まさか、自分がこんなヒットの仕方をするとは思わなかった。
Nexus7は、予想もしない、モバイルシーンでのテキスト入力が非常に優れたツールだ。
これ以上の速度は他の同様の機種ではきっと出せないだろうと思う。

2013年11月21日木曜日

Nexus7で脱ケータイなるか?

2年ほど前からポケットWi-Fi(モバイルルータ型)を、通話もできるポケットWi-Fi GS-01に変更している。
何だかんだいって、緊急通話もできるアンドロイドケータイは非常に便利で、iPhoneがGoogleマップが使えなくて困っていた時も、実に快適に使用させてもらっていた。
時にはテザリングもできるケータイは当時はこれらの機種しかなかったので、重宝した。
ただ、一方で、テザリングはなかなかあてにならず、相手のマシンを認識して使えるようになるまでに時間がかかったり、場合によっては再起動を要求されたり、不便な面もあり、結局モバイルシーンではスムーズに使い続けられたことの方が少なかった気がする。
また、ケータイをテザリングさせると、ケータイの電池の減りが激しく、サブマシンにバッテリーの余裕があっても安心して通信していられない。
ケータイ単体で使用する場合は、快適に使えるが、テザリングでネット環境を確保しながらサブマシンを使い続けるというのは、なかなか難しいと感じていた。
私ははやり、ケータイよりもサブマシン(自称PDA)を使っている時間の方が多い。
一般的にはやはり、ケータイでテザリングするのではなく、モバイルルーターを別にしてカバンに入れっぱなしというのがいいのだろうが、カバンを仕事中にいつも持ち歩ける訳ではないし、持ち歩くものや充電するものがいくつもあって行動に制限がかかるのはやっぱり不便だ。
何とかしてPDAを快適に使用していく方法はないだろうか。
ケータイの使用期間が2年になろうとしているので、この機会に自分のモバイル環境をリセットしてみるのもいいかと考えた。(最近は、サブマシンやネットブックも故障が多かったし、、、)
通信費はかなり安くなったとはいえ、自分の場合は自宅と職場には無線LAN環境があり、普段は主にバイクや自転車で通勤しているので、毎月支払っている通信費ほどデータ通信を使えていないのが現状だ。
もっと通信費を減らしたプランでもいいのではないか。
通話も、自分からかけられないと困ることはあるが、休日にも出先で仕事の電話がかかってきたりで、ろくな事がない。
こんなもの、持って歩かなくてもいいと、PDAだけ持っていこうとするが、データ通信するにはケータイで不安定なテザリングをしないといけない。
むしろ、PDAが単体でデータ通信できるようにして、それを必要な時にテザリングして周辺機器を使い、ケータイは通話できるだけの状態にして、鞄の中にしまいこんでしまったらどうなのか。
そこで、自分の構想で第1候補だったNexus7にフリーのSIMを入れて使うこととした。
こちらは月に7GBまで使用しても月額1980円、一日30MBまで使用のプランだと980円で使用できる。
上限を超えても使えなくなるわけではなく、200kbsの速度で通信し続けることができるので、繋がらない訳ではない。
昔のダイヤルアップでの通信やISDN回線でも、とにかく繋がるというだけでありがたいものだった。
今のホームページの情報量が多くなったとはいえ、ザウルスやPalmで必死にWebページを表示していた頃の通信速度やブラウザ環境と比較すると天国のようなものである。
ocnとの契約になるので電波はdocomo。
通信エリアは今までのEmobileより広いので、ますますありがたい。
特に市街地に移動した時はグーグルマップなどでその土地を調べたりしやすくなるだろう。
一方、今まで使っていたEmobileのGS-01は、とりあえず、通話のみできる状況にプラン変更してしまった。
全く通話しなければ月額580円で使い続けることができる。
こちらは鞄の中にしまいこんで、緊急通話する時だけ使う。
また、どうしてもポケットに入れて使わないといけないシーンではNexus7を逆にテザリングさせてWi-FiでGS-01を使う。
こうして使う分には今までのケータイの使い方とさして変わらない。
両方ともアンドロイドなのでソフトも互換性があって、使用する時に混乱しないだろう。
その時の状況によっては今までの他のPDAを使うことがあってもいいだろうと思う。
特に、UbuntuOSのPDAはパソコンソフトをそのまま使用できるので、やはり、これからも必要になるはずだ。
ひたすらテキスト入力するシーンでは、LifeTouchNOTEも、やはり重宝するだろう。
正直、独自に通信機能を内蔵したケータイではない機種を使うのは初めてで、今後、どう展開していくか自分にはまだわからない。
Nexus7は究極のPDAとして自分の中の歴史を塗り替えて、今後も使い続ける名機に成長するだろうか。
今後のブログはあまり哀愁を帯びていない、輝かしくも圧倒的なスペックを誇っているこのNexus7について記述することが多くなるだろう。
できることなら、この独自にデータ通信できるマシンで、いずれ脱ケータイを目指してみたいとも感じている。

2013年11月10日日曜日

愛すべきGraffiti入力

自分がPalmを使っていた頃、周囲はケータイ一色でメールが流行っていた。
自分はGraffiti入力にすっかり慣れていたが、周囲はテンキーだったので、ひたすら親指でパチパチと入力していた。
「お」と打つためには、「あ」のキーを5回も打たねばならない。
アルファベットになれば更に複雑になる。
あんな打ち込み方しか知らないケータイユーザーが気の毒でしかなかった。

しかし、時々羨ましいと思うこともあった。
Palmの入力はペンで行うので両手が必要だ。
ケータイは左手で持って左手で打てる。
右手は開くので、鞄やつり革を持った状態で操作できる。
片手で支持して片手で入力するには決して劣った方法でもないのだと、自分はしばらくして気がついた。(今のスマホは基本的に両手操作なので、不便になった?)
また、職場の若い女性職員と、テキスト打ちの速さを競ってみたら、私のPalmのGraffiti入力は若干ケータイ電話の入力速度に負けてしまって、その後、CutKEYというボタン状のシールをグラフィティーエリアに貼りつけて、入力速度を上げてみようとしたことがあったほどだ。

しかし、Graffiti入力の快適さは、単に入力速度だけではなかった。
視線の移動である。
iPadでもスマホでも、入力エリアに凹凸がないと、入力エリアを見て、画面を見てと、視線が行ったり来たりしている。
Graffiti入力では、入力エリアは見ないで、画面を見たまま、入力可能になってしまうのだ。
だから、入力中に間違った入力をしてしまったらすぐに変更できるし、文章の範囲選択や、メニューの選択など、シームレスに行うことができて実に快適だったのである。

そして、最近、AndroidOSのアプリでGraffiti入力ができるソフトが登場していた。
懐かしい。
スマホがかつてのPalmの様になった。
入力エリアを見ないで入力ができる。
こんな入力方法があったんだと周囲の人に宣伝したくなるほどだ。
しかし、このソフト、残念ながら3日で使用を中止した。

理由
・スマホはペンで扱わない。指でGraffitiは誤認識が多いようだ。
・非常に残念だが、ケータイのフリック入力の方がはるかに速い。自分も、時代の流れに沿って、ケータイ入力を高速でできるようになってしまっていたのだ。(残念)

実に、哀愁ただよう、愛すべきGraffiti入力である。


2013年11月9日土曜日

ネットブック HP mini 110にUbuntu12.04

ネットブックの後継機がなかなか見当たらなかったが、偶然HP mini 110を中古で見つけて即購入。18000円で手頃なサイズのWindows7搭載のネットブックが購入できたのだから、満足していいだろう。
とはいえ、Windowsにはうんざりしているので、DVD-Rで丸ごとバックアップした後は、全部消して、丸ごとUbuntu12.04に。
ハードウェアーで認識できなかったものは今のところ見当たらない。
HPとUbuntuとの相性はとてもいいようだ。
プリンタもHPにしているが、ドライバーもしっかり用意されており、ほとんど全ての機能が使えている。
今回のネットブックはハードディスクが320GBもあるので本体にデータを保存しても、容量の心配はないだろう。
ただ、起動してみると、前のネットブックよりも、もたつく時があるのが少々残念。
また、中古なだけあって、バッテリーの使用時間は3時間弱程度の様で、ちょっと心もとない。
非常に立派なACアダプタを一緒に持ち歩くことになりそうだ。
リュックに入れると、今までとは違って、ずっしりと重く感じる。(本体も以前より増量、、、)
こうなると、移動した先ではメールやインターネット、ワープロが動けばいいと思っているので、スマホやAZがあれば、活躍の場が限られてくるようだ。
今は、もっぱら、家庭内で自分のデスクトップにしがみつかないようにするために、食卓テーブル等に置いて使っている。
ネットブックはデスクトップの様に大きな電力を必要としないし、移動も可能なので、好きな場所に移動して、デスクトップと全く同じソフトを使用できる。
また、プロジェクターに映像を投影する時は、やはり、活躍してくれる。
Dropbox、Wine、ATOKなどしっかり動いて、ARMシリーズくんたちの様にソフトウェアーの制限がないのも、非常にありがたい。
当たり前だが、AZやNetWalkerではあきらめているマルチメディアの扱いがそこそこできている。 
この機能をそのままに、重さが500g前後でキーボード付きなら言うことない。

自分の今の欲求はひょっとしたら、Surfaceがかなり満たしてくれるかもしれない。
しかし、今までさんざんマイクロソフトに裏切られてしまって馴染める気がせず、何を今更という気持ちである。
有償で購入したOSやソフトがバージョンアップの度に使えなくなっていく仕組みには馴染めない。
使い続けるためには、きっとまたたくさんの消費を要求してくるのだろう。


2013年11月3日日曜日

Dynabook AZのUbuntuアップデート

最近までDynabook AZのubuntuは12.10を使用していた。
特にこれで困ることもなかったからなのだが、13.10も出たことだし、アップデートにも毎回エラーが出るようになったので、OSを更新することとした。
単体ではアップグレードできないようなので、母艦とつないで改めてインストールし直し。
今までの流れで13.10がインストールできたが、残念ながら、無線LANが使えない。
Wifiの電波は認識しているので、使えるように思えるのだが、そこからIPアドレスを割り振ったりすることができない様子。
仕方がなくUSB経由で有線LANを使用。
こちらも、ハードウェアーは認識しているようだが、繋がらない。
再度、インストールし直しても同じ現象。
ネットで調べると、同様にお困りになった方々がいらっしゃるようで、使用を断念されたご様子。
どうしうてこういう仕様になってしまったのだろうか?
無料で提供していただいているので、仕方がないのだが、期待して時間をかけて作業しただけに実に残念である。
元の12.10に戻そうかとも思ったが、せっかくなので、13.04を試すこととした。
無事にインストールできると、こちらはスムーズに無線LANも認識。
12.10に比べて良くなったことは特に見あたらないが、全体的にエラーが少ない気がする。
特に、今まではアップデートの度にいくつかアップデートしきれないでエラーのまま終了していた部分があって釈然としなかったが、今回はきちんと終了できている。
動画やフラッシュの再生は期待していないので、自分にとっては特に問題ない。
相変わらず、程良い大きさと薄さで表計算ソフト等がパソコンと遜色なく長時間駆動してくれることはありがたい。

ところで、もともと「クラウドブック」として売られていたこのマシンだが、クラウドサービスはほとんど使える状況でなかった。
現在も、Dropboxは使用できないが、UbuntuOneは使えるようになり、パソコンとのファイル共有もスムーズになった。
ただ、私だけなのか、Windows版でのUbuntuOneに不具合がおきる(?)様で、うまく同期していないことに気づいて、使用することをやめた。不思議な名前のファイルも増えていく現状も見られた。
これはUbuntu同士であればおそらく問題ないのだろう。
AZにはUSB端子とSDカードリーダーがついているので、やはり、こちらを利用する方がいい。
LuckyBackupというソフトがなかなか使いやすく、外部メディアの情報を本体にミラーリングコピーしたり、その逆をしたりできるので、これをうまく使う方が確実だ。

Ubuntu AZを使っていていつも思うことだが、レジュームから5秒ほどで復帰して無線LANもすぐに使える状態になっている。
PDAの範疇ではなくてどちらかというとPCとしての役割を果たしてくれているのに、モバイルとしてなかなか優秀だと思う。
 SDカードを取り出せなくなったLifeTouchNOTEのファイルをコピーするために、USBで母艦としてつなぐことができる。
同じ様なハードウェアーのマシンなのだが、お互いに全く別なマシンになってしまっているのがちょっと愉快でもある。
もちろん、スマートフォンもつないで、マウントしてファイルを操作できる。そのついでに、充電までしてあげられる。ケータイの充電が底をついた時の予備バッテリーにもなってくれる偉い奴である。



2013年10月28日月曜日

LifeTouchNOTEその後、、、

SDカードが抜けない状態で一旦は入院を考えたLifeTouchNOTEだが、iPadと同様に外部ストレージを持たない機種というふうに思ってしまえば使えないこともないだろうと検討する。
とりあえず、USBケーブルでつなげばSDカードの中身をマウントできるわけだし、細々としたデータはクラウド経由でもいいだろう。
そう割り切ることとした。
とは言っても、クラウドはあまり好きでない。
家のデスクトップのデータと職場のデスクトップの内容を同期するにはなかなか便利だが、これをモバイルでも常にやるのは不便でしかない。
そもそも自分のデータにアクセスするのにいちいちデータ通信するなんて、モバイルでやるべきでない。
スマホのDropboxは全てのデータをオフラインで扱えずに、一部のファイルだけあらかじめ選択しておいてそれだけ同期ということになる。
なぜ、モバイル環境で、あらかじめ必要になるデータがわかるのだろうか。
調べたいことは、あらかじめわからないことの方が多いのだ。
結局、ネット経由でじわじわと待たされてようやく表示する頃には、もう、自分のちょっとした隙間時間はなくなって、次のことを行っている。
瞬時に出てこないデータなら、なくてもいいのだ。
紙にやりたいことをメモしておいて、デスクトップの前で作業した方が速い。

LifeTouchNOTEではESファイルエクスプローラーが動く。
これはなかなか偉いファイラーで、SDカードのファイル、ローカルLANのファイル、クラウドのファイルをそれぞれページを分けて管理できる仕組みになっている。
これをうまく使えば、かなりいい感じになる気がした。
特に、ローカルLAN経由で、自分のデスクトップの共有ファイルにアクセスする。
動画であってもサクサク表示されるのは驚いた。(今までやらなかった、、、)
この共有ファイルをDropboxやUbuntuOneに設定しておくと、自宅や職場ではすいすいと作業ができる。そして、作業した内容はクラウドにアップされて同期もされる。
必要に応じて、フォルダごとSDカードに丸ごとコピーしておいても、さして時間はかからないので、これをモバイル環境で作業して、その結果をフォルダごと共有フォルダに返してやる。
SDカードにコピーしきれなかったデータは仕方がない、クラウドでカバーするとしよう。
この方法ならかなり快適に作業できる。
廃棄処分になりかけたLifeTouchNOTEだが、怪我の功名で使いやすくなってきたようだ。

2013年10月22日火曜日

テキストかワープロか

モバイル環境はテキストファイルさえ扱えれば良い。
自分はなるべくそうありたいと思っているが、ところがどっこいそうではない。

モバイル環境ではレイアウトなど関係なく、原稿を打ったり素材を集めたりしておいて、デスクトップパソコンでレイアウトを整えたり印刷すればよい。
自分はなるべくそうありたいと思っているが、実際にはなかなかそうはいかない。

まず、何の資料もなしにゼロから文章をつくることはあまりない。
だいたいの場合は他の人の作った文書や去年のデータを参考にして書き換えることが多い。
また、誰かの作成した枠にそって、提出するものをつくらなければならない。
自分の作成した文書は原稿だけでなくて、体裁の整った文書にして印刷して、ミスを確かめたり、他の仕事の仲間と共有したり、回覧したりしなければならない。
特に、印刷されて回覧されるとそれが貴重な最新データになる。
手元のテキストファイルをいくらいじくりまわしても、それは最新ではないので危険だ。
書類が戻ってきたところで、レイアウトを整えたまま変更をかけなければならない。
そうしてできた体裁の整った文書を、またテキストファイルに変換してモバイルすると、レイアウトも崩れるし、次第にどちらが最新のデータかわからなくなる。
だから、いやでもワープロソフトを使用する必要が出てくる。
みんな、体裁を整えることなんかやめて、テキストで仕事をすればいいじゃないかと思うが、人にわかりやすく、直感的に理解してもらうためには、体裁が整っていたり、図や表や写真があることも必要になる。
だから、PDAはきちんとワープロを動かせることが最優先の課題ではないかと思う。
しかし、通常のPDAは動画編集や3Dのゲームまでできるようになった癖に、10年以上前に動いていた程度の機能のワープロを未だに動かすことができていない。
私はよく、DSのソフトでワープロがでないものかと考える。
電子辞書サイズで、それなりに打ちやすいキーボードがついた、昔の書院並みの機能のついたワープロが動いてくれれば(NetWalkerが近い、、、つくづくキーボードが残念)いいのにと思う。
AndroidのソフトでAoo(アンドロオープンオフィス)が出ている。
手持ちのスマホにインストールしてみたところ、デスクトップで使用しているソフトと遜色ないオフィススイートで、その機能に驚いた。しかし残念なことに、スマホの画面では小さすぎて実用レベルでない。
LifeTouchNOTEだと少し快適になるかと思ったが、OSのバージョンが低くてインストールできず、これまた残念。
Nexusくらいだと快適に動くのか調べたいところだが、Nexusはキーボードを持たないため、候補にならない。オプションで外付けキーボードがあるので、それを使うのも一つの方法かもしれないが、合体ロボは、合体している最中に敵に攻撃される。
キーボードの使用頻度はかなり高いので、モバイル環境でいちいち合体はないだろう。
キーボードがいらないならケータイですんでいるはずだ。

テキストとワープロ。
特に、ワープロを快適にモバイルできる環境は、簡単そうでかなわない夢のまた夢なのだろうか。

2013年10月19日土曜日

iOSか?Androidか?

タイトルにしたけれど、自分的にはOSはAndroidの圧勝である。

理由は3つ。
キーボードで入力する場合、iOSはキーボードを内蔵したデバイスがない。
(Appleでしか販売していないので選択肢がないのが災いしている。
 ユーザーにとっては様々な選択ができるほうがいい。)

もう一つは日本語入力環境。
iOSのATOKは、全てのソフトで共通に使えないという不思議なソフト。
AndroidはGoogle日本語入力もあるし、ATOKもある。

最後はファイル操作。
Androidはファイル操作が自由にできるのでパソコンとのデータのやりとりは簡単だ。
iOSはアプリ間でファイルをやりとりしながらデータを処理するが、その内に何か最新のデータなのか管理がしにくくなってくる。何とも不便だ。

2013年10月16日水曜日

ネットブックEeePC901故障

残念なことに、長年愛用してきたEeePC901が故障してしまった。
何もしていないのに、Qのキーが押しっぱなしになってしまうという現象で、自分なりに分解して探ってみたが、特に異常が見あたらず、手に負えなかった。
ハードディスクを持っていない、高速で動いて、燃費が良くて、安いという、モバイルには必要な条件がそろっていたので思わず買ったこのネットブック。
Windowsでの使用は容量の関係ですぐにギブアップし、Ubuntuを使用し始めた。
これが快適で、他のノートPCは全く購入する気にもならなかった。
このネットブック、SSDが二枚あり、4Gと8Gに分かれていた。
4Gのパーティションを分け、スワップファイルと/tmpの領域に指定して、8Gの方には/を指定してubuntuを動かしていた。
外部SDカードも使えば容量的にも特に困ることもなく、実に快適に使用できていた。
スワップファイルが物理的に別のSSDにあったために、とても快適に感じたのだろうか。
ubuntu10.04からバージョンアップせず、gnomeを快適に使えていた。
(ubuntuもunityになってからとても使いにくい。)

しかし、困った。
これに代わるちょうど良い条件のマシンがあるだろうか。
ネットで同じ製品を買うしかないのか。
以前は、同じマシンの中古をたくさんみたが、今はなかなか見あたらない。
時代が変化したのだから、自分も対応していった方がいいのか、それとも、いいものはいいものと、自分の使い勝手を追いかけたらいいのか、なかなか迷うものである。

2013年10月15日火曜日

LifeTouch NOTE、早くも入院か?

ネットで購入したLifeTouch NOTEだが、早くも物理的トラブル。
SDカードが入ったまま出せない。
押しても出てこないので、ピンセットで傷をつけまくりながら何とか大事なSDカードは抜き出した。
その後、どうでもいいSDカードを刺してマシンは使えるようにはなったものの、もう抜き出すことは難しい。
普通は押したらカチッと出てくるのだが、全く反応がない。
もともと安価でネットで購入した中古品なので修理に出せば買うのと同じくらい金額がかかるだろう。
自分でバラしても、こういう物理的な故障は部品がないとうまくいかない。
ジャンク品を手に入れて自分で何とかするか。
それにしても作業量が多い。

今までメインにしていたSDカードの抜き差しでのパソコンのやりとりはすっかりできなくなってしまった。クラウド経由かUSBミニBケーブルのどちらかで、不便この上ない。
これはこれで、何とか使っていく用途を考えるしかないか、、、
それとも、これをジャンクとして二束三文で売るか、、、
やっぱり入院させるか、、、
うーーーん。
モバイルのメインマシンになってしまっているので、非常に困っている。

2013年10月13日日曜日

PalmVx

今までで一番実用的だったPDAはこれかもしれない。
何しろ、速かった。
待たされることはなかった。
アプリケーションボタンを押す前から次の画面が飛び出すかの様な速さだった。
音楽の再生も動画の扱いもできず、ゲームウォッチに近いゲームを入れてビープ音で楽しんだり、白黒の写真を無理して入れるのが楽しい端末であった。
メールのやりとりや、読みたいウェブページのテキスト部分を読み込んで、オフラインでゆっくり読めたりした。
これをインターネットに繋ごうという考えを持つ必要もなかった。
全てのアプリケーションにまたがって検索をかけることができた。
これと同じような機能を今の技術で再現できないかと思うが、見た目が派手になっていくだけで、同様のものは見かけない。
当時他の会社から似た様なデバイスが出ていたが、それらは眼中になく、開発側は「ライバルは紙とペン」であると言っていた。
難しい操作はひとつもなく、付属のペンで直感的に全ての操作ができた。
特に、テキストを選択してコピーしたり貼り付けたりする作業は今のスマートフォンやiPhoneでは考えられないほどなめらかにできた。
グラフィティーの入力方法も、画期的で、このジェスチャーを覚えていくことで、コピペのコマンドも実行できた。
カレンダーに予定を書き込む時はタイムラインに一瞬タップしてからグラフィティーエリアにいきなり書き始める。それだけ。保存の動作もない。いつ保存されたかわからない内に保存されていく。これは現在のソフトも見習ってほしい。
オプションであった折りたたみキーボードが秀逸で、ATOKと組み合わせればデスクトップ並みに快適なタイピングができた。
極めつけは、クレイドルにのせてボタンを押すだけで全てのデータを同期したことだ。
1日に数分クレイドルに置いておけば、充電は完了して、数日使い続けることができる。
屋内でも屋外でもはっきりと見える。
これはPDAとして完成品だったのかもしれない。
これ以上を望むべきではなかったのかもしれない。

今もネットで探してもう一度使いたいとも思うが、あいにくubuntuとの相性がよくない。
また、接続ケーブルがUSBではなかったために、旧パソコンでないとつなげない。
外部端子を持たなかったので、接続ケーブルと専用ソフトがなければデータを流用できない。
また、グラフィティーエリアにペンでなぞりまくるので、例え保護シートをつけて使ったとしても私の場合は画面が2年持たなかった。


この頃、周囲はケータイ電話がブレイクしていて、より画素数の高いカメラを搭載したり、音楽が聞けるようになっていた。
白黒で通信もできないこのPDAの良さを心から理解できる人たちがあまりに少なかった。
「ライバルは紙とペン」
派手な商品はバッテリーの消費を減らしてモバイルと反対方向へ流れがちになって残念だ。
今だからこそ、Palmの様なPDAが、また店頭に並んで人々を驚かせてほしいものだ。


2013年10月12日土曜日

ミニPCはPDAになるか

かつてA5サイズのパナソニックのレッツノートMINIを持っていた。
OSはWindows98で、大容量のバッテリーで、当時でも8時間動かすことができる優れものだった。
ハードディスクが2Gしかなかったが、インストールするソフトを厳選してうまいこと使っていた。
小さなパソコンだが、インターネット、一太郎、サウンド編集、ザウルスやPalmとのケーブルなしの接続など、大活躍であった。
当時はUSBケーブルは主流ではなくて、PCカードスロットが多く出まわり、ほとんどの拡張はカードの中で済んでいたので、今のようにUSBからはみ出した形にはならないことが多くてモバイルにはなかなか便利でもあった。
キーボードを持ち歩くという点でミニPCは優れているが、起動の遅さと使えるまでに数秒かかるこのちょっとした時間が、細かくメモを参照したり、電話で相手に伝えることを調べるには向かない。
この点を何とかできないものか試行錯誤したものだ。
まず、OSがWindowsでは使えない。
レジュームからの復帰も遅いし、不安定になることが多い。
特にレジュームの最中にメディアの抜き差しをしたくなることが多く、いったん電源をつけて復活させて抜き取る動作をして抜くのは何とも時間がかかる。

そこで、いくつか他のOSを入れて試してみた。
一つはLinux。
当時はTurbo Linuxがよくパッケージで販売されていたのでそれを利用してみた。
しかし、ハードウェアーの認識がノートに対しては今一つで、市販の外付けCD−ROMをDOSをいじって認識させるだけでも一苦労であった。
やっとインストールできても、思ったようにハードウェアーが動作せず、特にプリンタなどが認識できず、私の力ではどうにもならなかった。
また、Windowsに比べて起動の遅さなどを決定的にカバーするほどではなかった。

次に試したのが超漢字。
起動は5秒ほどで、付箋のようなハイパーリンクを次々と作っていける構造は非常にわかりやすかった。
起動と共に開く実身を設定しておくと、自分の見たい場所をいきなり現れたりした。
しばらく気に入って使っていたが、やはり、ネットワークの弱さと、他の人とファイルの交換をするときに、ファイルという概念を持たないOSは複数の人間で作業する時には効率が悪かった。
同じようなことは当時であればWindowsCEマシンにWZなどの長文対応のテキストエディタがあればもっとスマートにできてしまい、モバイルギアなどのキーボード型サブマシンに惨敗状態であった。

最近はなかなか下火になってしまったが、良質のネットブックが安価で出まわるようになり、ubuntuとネットブックの相性が非常に良く、こちらはハードウェアーを認識し、動作も安定していた。
EEEPCにubuntuを入れて使用するのは多くの人が経験しただろう。
この頃から、個人的にも一太郎を使うのをやめてオープンオフィスを使うようになったほど、この環境は画期的だった。
この安価なネットブックが8年ほど活躍した。
特に、プロジェクターに画面を投影する場面ではACアダプターをいちいち持ち歩かなくても手軽にできた。
Windowsでは不安定になりがちな動画の再生なども、滞りなく、大事な場面でも安定して動作してくれた。
デスクトップで行う作業と全く同じ操作で全ての操作ができるのも非常に良かった。
難点は少し重いことと、キーボードを快適に使うには、少なくとも椅子が必要なことだ。
また、軽めとはいえ、持ち運んでいても以外と使わないことも多く、重さの割に活躍しない日もあった。
(そこで、半分以下の重さのNetWalkerを使い始めることになったのだが、これはこれで課題の多いマシンでもある。)

例えば、買い物に行って買い物リストを参照するのに使えるようになっただろうか。
紙か、ポケットに入るサイズの電子機器でないと、やはりどのみち難しい。
歩きながらNetWalkerを参照していると、DSで遊んでいる子どもと同じようにも見えてしまう。(残念だ)
食材を購入している最中にノートパソコンを取り出して何を買うか調べている人もいないだろう。
ケータイは多くの人が使っているので、既に市民権を得ている。
ちょっとした情報を得るためのインプットツールとしてはやはりパームサイズがいい。
今、人気のタブレットも、機能的にはケータイと全く同じものなので、ケータイと別に持ち歩く必要はあまりないだろうと思う。

これからのPDAの方向性としては、やはり、アウトプットツールをいかに持ち歩くかということだろうと自分は感じている。
モバギの様なサイズの打ちやすいキーボードをどうやって持ち運ぶかが、わざわざケータイとは別にもうひとつのPDAを持ち歩く理由だろう。
そういった意味で、ネットブック+安定したOSはマシン選択の幅も大きく、カスタマイズもしやすく、仕事には間違いなく使える優れものである。
ただ、これはPDAとは言わず、明らかにPCである。
PCである以上、使えるのは当たり前で、これはちょっと反則かもしれない。


2013年9月28日土曜日

どこでもテキスト打ち LifeTouch NOTE

今更ながら、Life touch noteを中古で購入。
12000円ほどで、まずまずの価格だった。
ubuntu azには満足しているが、パソコン化してしまったために、自分の中ではやはり、どこでも開いてデータが参照でき、できればキーボードがついており、しかも、一日中フルに使ってもへこたれないマシンを探していた。
Life touchは発売の時から関心があったが、どうしても納得できなかったのは、この厚さだった。
特にディスプレイ部分が厚いので、蓋を開きすぎると後方へひっくりかえるほどだ。
これらを改善して、新しいマシンが出てくるかと思いきや、キーボード付アンドロイド端末はなぜか今も下火で、画面だけのタブレットが人気だ。
このままではモバギ後継機をゲットし損ねてしまうかと心配になってとりあえず買ってみた。

キーボードはモバギよりも安っぽくてペコペコしているが、十分に打ちやすい。
厚さと重さはかつてのモバギと大差なく、かなり残念である。
NetWalkerやAZと比べても相当なマイナスポイントだ。
テキスト打ちしていても後方へひっくり返らないように、常に左の親指でキーボードの縁を抑え続けている自分になってしまった。

しかし、それ以外は素晴らしい。
ATOKは期待するほどの賢い変換ではなかったが、ATOKのキーの割付がそのまま使えたり、単語登録も同じ動作でできるのがいい。
そして、Dynabookではあれほど苦しんだアンドロイドのソフトの追加が当たり前の様にできる。
テキスト打ちだけではなくて、インターネットへの接続、メールの送受信、マルチメディアファイルの再生など、このサイズのマシンでサクサク動いてくれる。
なぜ、これだけのマシンがブレイクしないのか、自分には理解できない。

Life touch noteと相性の良いソフトを見つけたので、それぞれメモしておく。

○スケジュール
・ジョルテ
 横画面でも見やすく表示されている 画面タッチが多いのが残念だが、これ以上のソフトは今のところ見当たらない。

○連絡先・メーラー
 ・標準の連絡先&Gmail

○仕事リスト&メモ
・Jota Text Editor
 このソフトとの相性は完璧。アンドロイドはマルチウィンドウではないが、
ctrl + H キーで、履歴を表示すると、素早く複数のテキストファイルを切り替えることができる。クリップ&ペーストもいつものパソコンのショートカットが使える。プログラミング打ち込み遊びをしても、きちんと色分け表示までしてくれる。これで無料は神。

○もうひとつのメモ帳
・見ながらメモ
 マルチウィンドウではないので、もうひとつのエディタを開きたくなることがある。その時に、小さなウィンドウを作って貼りつけていられるのはなかなか重宝する。また、急ぎのメモをファイルを探して開いたり新規作成して名前をつけて保存したりしていられないときに、とりあえず記入しておくことができる

○テキスト検索
・aGrep
 自分は何でもテキストエディタでメモをとって保存してきた。フォルダ構成やファイル名ではメモを探しきれない時があるが、これを使えば瞬時に内容にジャンプできる。素晴らしい。
  ○ワープロ・表計算・プレゼンテーション・PDF表示
・Kingsoft office
 残念ながらほとんどのメニューの操作を画面タップで行うことになるが、それがいやでなければ、これはいいソフトだ。安い割に機能が豊富でパソコンに写した際に再現性が高い。ただ、個人的には等隔フォントの扱いが縮小されて表示されるのが残念。グーグルクラウド印刷もシームレスに行えて、良い。

○ワープロ
・TextMaker Mobile
 これも併用している。なぜなら、odtファイルの編集が可能なワープロソフトだからだ。自分は日常的にリブレオフィスを使っていて、ファイルの保存もodt形式が多い。開いて編集するにはこれしかないようだ。しかも、このソフトはキーボードで全てのメニューを操作できるので、使い勝手がいい。ただ、日本語入力の際に、いちいち画面が上下に揺れるのが欠点。英語圏で作られたソフトなので、そこは想定外だったのだろう。また、細かい機能ではKingsoftの方が優れている面もあり、併用状態である。

○ブラウザ
・標準のブラウザを使うこともあるが、Boat Browserを使うと動画をダウンロードできたり、Puffinを使うとパソコンと遜色なく表示できたりする。ただ、ブログの編集をすることまでがどうしてもできない。軽快に使える端末なので、残念な点だ。メーラーを使えば最初の投稿だけはできる。

○地図
・Maps With Me マシンはWifi経由でつながっているので、ネットワークにつながっていないことがある。しかし、オフラインでも地図を参照できて、非常に重宝する。検索ができない無料版でも十分に使える。

○ファイラー
・ESファイルエクスプローラー 色々試したが、これが一番いい。単純なことだが、ファイル名を全部表示させることができる。他のファイラーはどうもファイル名の前半の方しか表示出来なかったり、コピーと貼り付けが今ひとつわかりにくかったりで、これがいちばんいいと感じた。極めつけは、Dropbox上のファイルまで読みにいけることだ。画像ビューアも軽快で優秀。

○ニュース
・聴く!ニュース 私はネットでニュースを読まない。キーボードを前にしているから、何かの作業をする場合が多いのだ。 作業中にBGMはいらない。しかし、一番最近のNHKのニュースをダウンしてそれを聞きながら作業するのはなかなかいいものである。ニュースはあらかじめESファイルエクスプローラーでダウンしてから再生すると、バックグラウンドで再生可能だ。最新のニュースを耳で聞きながら自分の作業ができる。

○録音ソフト
・RecForge Pro 有料だが、これが一番よかった。長く録音したデータの波形を見ながら必要な録音データを抽出することができる。音楽の録音でもそこそこいい音質で録音できる。仲間とバンドで集まった時にはこれで録音して、名前をつけてクラウドサービスにあげてしまえば、仲間と共有できる。

○動画編集
・AndroVid Pro PDAでここまで必要がないこともあるが、動画から音声データを抽出して、その音声データを編集したいことがある。複数の動画を合成することもできるので、デジカメでとった複数の動画をSDカードを入れ替えて一本にまとめることなどができる。あればそれなりに使う。

○ゲーム
・SuperGNES ピンチとズームができないので、ほとんどのゲームソフトは期待する様には動作しない。しかし、スーファミのエミュレーターが動き、キーボードに動作の割付ができるので、暇つぶしにゲームをしようと思ったら無限にできてしまう。吸い出し機は持っているので、グラディウスⅢ、ウィザードリィシリーズなど、懐かしのゲームが程よい大きさでどこでもできてしまう。

○映画鑑賞
・パソコンで吸い出してあるDVDをHandBrakeを使って変換しておけば、どこでも映画鑑賞ができる。タブレットと違って傾斜をつけて自立してくれるので、非常に優秀な動画プレーヤーとなる。ただ、どうしても見たい映画は迫力不足なので、これで見てしまうかどうか迷うこともある。

以上、いいことだらけの端末のようだが、大きな弱点が2つある。
パソコンとの接続端子がUSBマイクロBではなくて、ミニBという点。
これは非常に痛い。
なぜなら、現在はマイクロB端子経由で外部メディアを扱ったり、HDMIで画像をテレビに投影したりできるからだ。


この端末は内部にフラッシュメモリーがなく、SDカードにのみデータを保存できることになっている。
つまり、デジカメで撮った写真などを自分のSDカードにコピーする方法がないのである。
これだけパソコンの様な姿をしているのに、あくまで、パソコン周辺機器の一つ。
デジカメのデータを端末のSDカードに保存してそれを加工していくという作業がパソコンなしではできないのだ。(やるなら、ライフタッチのSDカードをいちいちひっこ抜いてデジカメで撮影して戻すしかない)

もう一つはピンチとズームが使えない点。
ブラウジングをしているときにピンチとズームはやはり必要になる。
それが、今時珍しい感圧式で、なつかしの爪タップを使うとは。
もともと後ろにひっくり返りやすい端末がますますひっくり返りやすくなる。 屋外でも非常に見にくいディスプレイである。

全体的な使い勝手が良いだけに、つくづく残念な点である。細かい修正をして、NECさんには、もう一度がんばって欲しいかぎりだ。

自宅にはモバイルギアⅡforドコモがある。
同じような大きさで、乾電池2個で数十時間動き、フラッシュメモリーカードとコンパクトフラッシュメモリーカードを同時に使える。メディア同士のコピーなんて、できて当たり前だった。
また、ATOKポケットやWZはなかなか優秀で、白黒だっただけに、屋外での視認性は非常に良かった。(逆に屋内は苦手) WZはエディタなのに罫線の表までつくることができた。
モバイル環境で何が必要か、昔のほうがわかってくれていた気がすると感じるのは自分だけだろうか、、、